真夏の四国遍路逆打ちの旅ブログ2020

歩き遍路で願いが叶う

お遍路用語

お遍路で使う言葉を集めてみました

 

 

 


[札所]
遍路が巡礼する八十八の社寺を指す
なぜ札所なのかというと昔、参拝する際に、お遍路さんがお寺に「お札」を打ちつけたことに由来しています

 

 

 

[番外札所]
八十八札所以外の大師ゆかりの地や社寺を指す

 

 

 


[別格二十霊場]
八十八ヶ所以外に、遍路道沿いや外れた場所にある弘法大師ゆかりの二十のお寺

 

 

 

[本堂]
その寺の本尊(その寺の主とする仏・菩薩。薬師如来、十二面観世音菩薩など)を祀る寺の中心となるお堂

 

 

 

[大師堂(たいしどう)]
寺の中で弘法大師が祀られているお堂

 

 

 

[大日如来(だいにちにょらい)]
密教の本尊(根本の仏様)、宇宙の本体であり絶対の真理をあらわす

 

 

 

[お大師さま]
弘法大師空海を指す。平安時代、唐(中国)へ渡り、恵果和尚より授かった密教を広く日本へ伝える。四国では今もお大師さまが遍路道を巡っているとされている

 

 

 

[真言宗(しんごんしゅう)]
弘法大師を開祖とする密教の宗派

 

 

 

[般若心経(はんにゃしんぎょう)]
仏教の教えを短くまとめたもの

 

 

 

[発願寺(はっがんじ)]
巡礼を始めた寺がその人にとっての発願寺となる。大師に心願を立てる寺

 

 

 

[結願寺(けちがんじ)]
巡礼を終えた寺がその人にとっ結願寺となる

 

 

 

[通夜堂(つやどう)]
札所の寺内にある遍路用の宿泊施設

 

 

 

[善根宿(ぜんこんやど・ぜごんやど)]
お遍路さん対して宿を提供するお接待の一つの形

 

 

 

[お接待]
お遍路さんに対して施しを行う慣習

 

 

 

[同行二人(どうぎょうににん)]
一人でいても常に弘法大師がそばにいるという意味。つまり遍路は大師さまとの二人旅

 

 

 

[功徳(くどく)]
善い行いをすることが果報につながるということ

 

 

 

[打つ]
札所を参拝すること
ちなみに何故「打つ」なのかというと
昔のお遍路さんはお寺に着くと自分の名前の書いた木札をお寺の門や壁に打ち付けていました
昔は電話もないしずっと歩いて移動しているので自分の居場所がわかるようにしていたそうです
この木札を見て「あぁ、あいつはここにきたんだな」っとわかるということです
今でもお寺の門やお堂に自分の名前が入ったシールを貼ってあるのはその名残です
しかしお寺が国や県の重要文化財だったりするので今は禁止されていますし器物損壊で犯罪行為にあたりますので絶対にしないようにしてください

 

 

 


[順打ち]
札所を一番札所から順に参るのこと

 

 

 

[逆打ち]
「順打ち」とは反対に札所を八十八番札所から逆に参るのこと。逆打ちは順打ちよりも御利益あるとされている

 

 

 

[通し打ち]
札所を一度に全て参ること

 

 

 

[区切り打ち]
札所を区分けして参ること

 

 

 

[一国参り]
四国の一県のみの札所を参ること

 

 

 

[打ち戻り]
次の札所へ行くために、通った道を戻ること

 

 

 

[遍路ころがし]
遍路道の中でも急な坂道の続く遍路泣かせの難所のこと。11番「藤井寺」から12番「焼山寺」への山道、20番「鶴林寺」から21番「太龍寺」への山道の他、60番「横峰寺」、66番「雲辺寺」、80番「国分寺」から81番「白峯寺」などの登りが有名です

 

 

 


[朝のお勤め(おつとめ)]
札所に宿泊すると翌朝に本堂で住職やお坊さん、宿泊客みんなでお経唱え住職からありがたいお説法が聞けます

 

 

 

[お礼参り]
結願後に、最初の札所まで戻ること。また、お大師さま(弘法大師)が入定している高野山に参詣すること

 

 

 


[結願(けちがん)]
八十八ヶ所を全て巡拝し終えること。1番「霊山寺」から順に打っていくと、88番「大窪寺」が結願の寺となります。また、お遍路の回り方は自由なので、最後の巡拝を終えた寺がその人にとって結願寺となります

 

 


[満願(まんがん)]
八十八ヶ所全てを巡拝し、高野山金剛峯寺奥之院にお礼参りとして参拝すること